日誌

2022-12-07 17:30:00

小野陽介 陶展|初日11-13時入店予約申込み 本日21時より受付開始

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予約受付はこのあと21時から◎
詳しいご予約方法は前投稿か前々投稿、ホームページの〈展覧会・告知〉のページをお読みください。︎


小野さん家の5匹の猫たちは保護猫だ。
正確に言うと、お腹に子どもたちを宿していたちろぴ母さんを、小野さんと奥さんが家に迎え入れた。
そして4匹の子どもたちが生まれた。

小野さんの工房(兼住居)に訪れた際、顔を合わせた三角お耳の小さな家族たち。
ちょっと人見知りな猫たちはどの子も皆元気に育っていた。

奥さんはご実家で猫と暮らしていたそう。
けれど小野さんは、実家ではノアちゃんという犬がいたが、猫との暮らしは人生三十路となって初だったという。
よく(結果的に)5匹もの猫たちと暮らすことを決めたものだ、とちょっと驚いた。

命あるものを受け入れるにはそれなりの覚悟がいると思う。
私も子どもの頃から猫や犬、鳥たちと暮らしたからすごく実感している。

猫でも犬でも、それは人に対しても同じかもしれない。
それを受け入れるか、否か。
受け入れるための必要な覚悟や責任。
カタイ言葉が並ぶ。

と同時にそこに「何かに心動かされる」という、なんとも言い難いヤワラカな、曖昧かつ衝動的要素も必須で、それが背中を押してくれるような気がする。
そして思い切って一歩踏み出す勇気を生み出してくれる。

愛、とはまた少し違う気がする。
たぶん「愛」はあとから少しずつ徐々に育つものだと思う(個人的見解です)。

小野さんの家には猫たちのトイレが少なくとも3つか4つは置かれていた。
猫たちはとても大事にされているんだとわかった。

5匹の猫たちのことは、直接小野さんの作品とは関係ないかもしれない。
ただし作陶をするにあたっての臨み方、問題への取り組み方、向き合い方にその人の人間性が必ず出る。
小野さんは経済や科学的なこともよく話題に出す理知的な人でもあり、豊かな美意識や繊細な情緒を持った優しい人だ。

私は、この猫たちと小野さんのつくるうつわは、見えない深い深いところで透明な糸によって繋がっていると考えている。

この子はむぎちゃん。

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突然やってきた知らない人間にもちょっと懐いてくれた。
帰る間際、遊び疲れてすっかり眠り込んでいた(おもちゃで一緒にたくさん遊んだ)。
ありがとう、またね。



小野陽介 陶展 Polaris
2022/12/17(土)-25(日)
11:00-17:00

-初日11:00-13:00までは予約制にて受付
-初日後半の時間帯、二日目以降は予約不要でご来店頂けます
-最終日12/25(月)のみ16:30で終了
-展示期間中は12/20(火)、21(水)が休み


12月展は営業時間を ※11:00-17:00 に変更します。
日が短くなったので季節と共に。
小野さん3年ぶりの百職での個展となります。

ぜひご予定空けて楽しみにお待ちください◎