日誌

2023-02-22 18:13:00

飯島たまさんのものづくり

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飯島たまさんのウールマフラー「冬の樹|斜A」。
こちらは完売しましたが、まだほかのマフラーもweb shopではご用意しています。

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空気をはらみながら軽やかに織られ、ふわりと浮かび上がるかのよう。
たまさんのものづくりはかっこいい。
最終的に出来上がった作品たちの素敵度はとびきりですが、そこまでの道のりがかっこいい。

この斜Aのマフラーは藍染めされた糸が使われている。
その藍は、たまさんが庭で育てている。

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そこから始まっている。
育てたものを採集したり、近隣へ出かけての植物採集も。

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またある日は糸車で原毛を紡ぎ、糸を作る。

採った草木で染めを行う日も。
気に入った色に染まるまで、何日もかけて冷たい水に何度も手を浸す。
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機織りの工程はほんのわずか。
「織っている時間はあっという間に終わってしまい惜しい気持ちになります」
とおっしゃっていた。

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大変そうですねと言われることも多いだろうし、積み重ねる手間の多さは事実大変だと思うけれど、作りたいものを目指してひとつひとつの工程を楽しみながら(もちろん時に苦労もしながら)こつこつと積み重ねていける、その姿がかっこよく、まぶしく、美しいなと思う。

工程の大変さなど微塵も醸し出さずに、ただただ美しい手仕事のマフラーとしてそこに在る。
さり気ない装いの品として、身につける人をあたためてくれる。
そんなところも、かっこいい。

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