日誌
2023-08-18 17:26:00
双子の蓋物
近藤康弘さんの個展まであと8日。
いよいよ今日からは自分の薪窯での焼成をスタートさせると言っていた近藤さん。
無事幕は開けただろうか。
近藤さんが仲間のやきもの屋さんたちに手伝ってもらいながら、その手で少しずつ作り上げた薪窯。
いい窯焚きになりますように。
ところで益子に行った際、近藤さんはこんな可愛らしい双子のような蓋ものを作っていた。
塩と砂糖を入れる?
ごはんのおとも2種類?
それともお気に入りのおやつ?
どんなふうに使いたいか、思わずあれこれ考えてしまいたくなるほどキュート。
写真のものは残念ながら傷が多くて商品としては出せないけど、似たような感じのものを個展に向けても作ってみますと話していた。
こういった仕様のものを海外の古いやきもので見たことがあるので作ってみたとも話していた。
後日、益子参考館に行くと、企画展示「ラテンの工芸」展が開催中だった。
展示品を眺めていると、まさにそこにメキシコ(じゃなくて他の中南米の国のものだったかも)のものとして、双子の蓋ものが。
更には四つ子や六つ子の蓋もの(小さいのが6個くっついていた)もあった。
古い時代にこうしてたくさんの国のやきものが濱田庄司やバーナード・リーチらによって持ち込まれ、益子にいたやきもの作家たちは皆がそれぞれに吸収し、面白がったり学んだりして、自分の作陶の糧にしていたんだろうな。
双子の蓋もの。
今度の個展に無事並ぶかな。
どうかお目にかけられますように。
8月展 近藤康弘 陶展 Nouvelle page
2023/8/26(土)-9/3(日)
12:00-18:00
会期中休 29(火)、30(水)
最終日のみ16:30終了
- 本展は予約制ではありません
-ただしお客様多数の場合は密にならないよう 外でお待ち頂く場合もあります