日誌
とりもと硝子店さんのアブク風鈴
ガラスに真鍮が触れる。
りん、と高く澄んだ音が浮き上がるようにあたりに響いて、余韻を残しながら消えていく。
とりもと硝子店さんのアブク風鈴は、音色も美しい。
今回入荷したものの風受けにはそれぞれ、白葉と白花がついている。
あらかじめ原料が調合されたガラスを仕入れて制作するのではなく、珪砂、石灰、ソーダ灰などのガラス原料を自家配合する手間をかけ材料ガラスそのものから制作するのは、とりもと硝子店さんのお二人の思い描くガラスがあるから。
調合次第で変わってくるのは作業性や色、強度、耐熱性のほか、輝きや音の響きまで変わるという。
そして、そのガラスはとりもと硝子店さんの鳥本雄介さんが吹く。
雄介さんが吹くガラスは、柔らかくて豊かだ。
どこまでも透明なガラスをのびやかに扱う。
吹いて大きく拡散した世界を、もう一度ガラスの中にたっぷりと包み込む。
揺蕩うようにいながらも、中心には芯がある。
まるで生物のごとく姿を変える。
このアブク風鈴のガラスも、丸く吹き込まれた形から、教会で鳴り響く鐘のような姿に。
ガラスでできた大きな雫のようなフォルムも泡の連なりにも思える真鍮製の「舌」のパーツもすべてが合わさって自然美の結晶にも思える。
在庫は白葉タイプ、白花タイプと各1ずつ。
とりもと硝子店さんのチョブレット(平)、リングフタモノ
展覧会が続いていたのでご紹介するタイミングを見失っていました
京都府京丹波町で制作をされているとりもと硝子店さんからいつも
鳥本茶畑からお裾分け頂いた新茶。
そして、手ずから摘まれたという桑の葉(ちなみに鳥本家にはお蚕
とりもと硝子店さんならではの澄み切った透明なガラス。
チョブレットには淹れたての淡い緑のお茶。
リングフタモノにはまだ瑞々しい緑を宿した茶葉を。
きらきらして、中に入れたものまで澄み切っているように見えてく
そして表面にまるで波立つように凹凸を持った鳥本さんのガラスは
チョブレットは耐熱ガラスではありませんが、たまにはこれでお茶
温かい飲み物を入れる時は、あらかじめ手で触れる程度の温水でガ
入荷案内こそしていませんでしたが店頭には並べていたため店に訪
もう少し店頭での販売を行いたいので、通販はもうしばらくお待ち
ガラスを通して見ると実物以上に鮮やかにいきいきと感じたりする
眺めながら様々に心が動