日誌
小野陽介出展作品紹介 白釉8寸リムボウル、白釉7.5寸リムボウル
今回リクエストを出して小野さんに作って頂いたのが、まずリム幅広めのリムボウル。
和食器としても使いやすいですが、そこだけにとどまらないニュートラルで根源的な美しさや感性を運んでくれる小野さんのうつわ。
幅広いテイストの料理も受け入れてくれる、シンプルさと、自由で軽やかな雰囲気も持っています。
お店でお食事をするとふと見かける形で洋食器によく見られる形。
憧れるけど使いこなせるかなと思っている方もいそうですが、おでんやポトフなど和洋様々な煮物類、パスタなどご自宅でふだん作るような手料理を「かっこいい!」とテンション上がる良い雰囲気に仕上げてくれるので、使ってみるとすごく満足度の高い器。
自由に軽やかに、国籍問わず幅広く気になるものを取り込みながら作陶する小野さんならではの、シンプルで受け止め力の幅広いリムボウルが、今回新しくできました◎
小野陽介 陶展 Polaris
2022/12/17(土)-25(日)
11:00-17:00
※12月展は営業時間を11:00-17:00に変更します
-初日11:00-13:00までは予約制にて受付(ご予約はHPの「小野陽介陶展/初日予約」からお進みください)
-初日後半の時間帯、二日目以降は予約不要でご来店頂けます
最終日12/25(月)のみ16:30で終了
展示期間中は12/20(火)、21(水)が休み
12月展|小野陽介 陶展「Polaris」06

《小野陽介陶展 12/17(土)から》
うつわのイメージが強いかもしれないけれど、
勝手に思っているのですが、
使い勝手を考え、直感と想像を膨らませながら、
でもオブジェや壺は、またそこからちょっと異なる意識というか、
それがたぶん楽しい。

小野さんの、音楽で言ったらどこか音を外してくるような。
ちょっと面白いバランスの取り方、
花器類は、
使いやすく存在感のあるサイズの花器のほか、
-白釉一輪差し
小野陽介 陶展 Polaris
※12月展は営業時間を11:00-17:00に変更します
-初日11:00-13:00までは予約制にて受付
12/17(土)11:00より〜 本多奈都子さんによるリースとお飾りの即売会のお知らせ
12/17に初日を迎える小野陽介さんの展覧会は、小野さんのうつわの世界観をイメージした店内装花を今回もフローリストのFlower Workの本多奈都子さんに手がけて頂きます。
それに合わせ、今年は本多奈都子さんがひとつひとつ手作りされる
・クリスマスの季節に似合うリース
・お正月向けのお飾り
などをご用意し、即売させて頂けることになりました◎
販売は店頭のみ。
小野陽介さんの展覧会初日と同日の12/17
ひとつひとつ違うものを作ってくださるということ。
手作りのため数に限りがあります。
どうかご了承ください。
「クリスマスリース、やっぱりほしいよ〜」という方。
「次のお正月に向けてのシックなお飾りがほしい」という方。
シンプルシックな花材使いで人気の本多さんのリース&お飾り。
ふだんはオーダー制作や一部の花会のみでの販売で、神戸近辺での
ぜひお求めくださいね。
※12/17(土)の11:00-13:00はご入店は予約優先制
-
【展覧会をご覧頂きながら更にリース・お飾りも11-13時の早
空いている場合は予約なしでもご入店してお買い求め頂けますが、
確実に入店されたい方は、ホームページの「小野陽介陶展/初日予
【リース・お飾りのみご購入希望の方】
恐れ入りますが13:
ホリデーシーズンの雰囲気が神戸の街中にもふわふわと漂ってきま
どうぞ皆さま、楽しい日々を!
※お写真は本多さんからお借りしたイメージです
web shop更新情報|濵端弘太さんの隅切盆
年末年始。
コロナ禍ですが、今年は少しずつ家族やごく親しい間柄で集まったり、お呼ばれする時間を持たれる方も増えるでしょうか。
そんな季節に重宝する道具は、トレイやお盆。
お料理や飲み物を出したり下げたり、しつらえや料理の盛りつけに使えるものあったりと、あるととっての便利な道具です。
常設のみで取り扱っていたトレイやお盆類4種を、このほどweb shopにも掲載しました(やっと)。
今までは店頭でのみしかご紹介していなかった作品もご覧頂けますので、この機会にぜひ。
ここでご紹介するのは、長崎の木工作家である、濵端弘太産さんの漆の隅切盆について。
少し四隅を切った形を「隅切形」と呼び、器の世界でも隅切皿、隅切盆のように使われます。
細長い形状に仕上げられたプロポーション、そして白漆と黒漆のコンビカラー。
モダンで瀟洒な印象です。
盆、トレイとして使うほかにも、うつわとしてもお使い頂けます。
裏返すと底も漆仕上げですので、リバーシブルでも使えます。
光沢の少ない、ややざらついたようなラフな表情に仕上がるように、下地の質感が粗くなるように施され、上塗りの漆の塗りも工夫されています。
黒漆の部分だけは部分的にツヤがあり、ハーフマットなようなツヤが独特な美しさです。
ベースとなっている木地そのもの作りこみ方、細部に渡るディテールなど素晴らしく、濵端さんの技術が冴え渡っています。
盆内側の、隅切型のシルエットに彫り込んでいる箇所はとても難しいものですが、きれいに仕上げられていて、実際に彫っているからこそ生じる立体感と陰影は秀逸です。
素材の板状の木材を途中まで糸鋸やトリマーなどの工作機械類を使用し加工しますが、濱端さんはある段階からは彫刻刀や小刀、鑿(のみ)、鉋などほぼ手道具で仕上げます。
どんな雰囲気にしたいか、手をかけすぎても値段が高くなってしまうのでかかる時間も考え、完成形をイメージしながら、工夫や技術を駆使し、手道具で細やかに仕上げられていきます。
単に難しい技術をふるうだけではありません。
出来上がった品物自体「物」としての確かな存在感を携えています。
完成度の高い「作品」であり、暮らしを豊かにしてくれる美しい「道具」でもあるのです。
隅切盆web shopページへ
web shop更新情報|境道一さんの織部釉カラフェ
境道一さんの陶器のカラフェです。
容量450ccのものと、500ccのものがあります。
カラフェはフランス語で水差しのこと。
ワインを移し変えるほかにも、水やお茶、コーヒーなどを様々な飲み物の容器としてお使い頂けます。
最近では旅館やホテルなどで、美味しい温泉水などを詰めて客室に置いてあるのを見かけることもあります。
境さんが薪窯焼成で作り出す、独特の青緑や黒の混じる織部釉の表情は面取りされた場所によって様々。
置く向きごとに美しい色や釉調の眺めで、目を楽しませてくれます。
美しい道具は過ごす時間に特別感をもたらしてくれますし、ふだんの暮らしの中に取り入れることで、気忙しくなりがちな心や所作に丁寧さや落ち着きを思い出させてくれるかもしれません。
慌しく過ごす時や季節にこそ、こんな道具を使ってみるのをおすすめします。
織部釉カラフェ500ccのwebshopページへ
織部釉カラフェ450ccのwebshopページへ