あらたまの、新しき日 そのかたち
「あらたまの、新しき日 そのかたち」
2024/12/14(土)‐ 22(日)
2024/12/21(土)‐ 29(日)、2025/1/8(水)‐ 13(月・祝)※会期延期になりました
12:00‐17:00*
12:00‐17:00*
*12/29(日)、1/13(月・祝) 16:30終了
休廊日 12/24(火)、25(水)
冬季休業 12/30(月)‐ 2025/1/7(火)
出展作家 小野陽介(陶器) / su-nao home(陶器) / とりもと硝子店(ガラス)
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空を見上げて確かめる。
頬を撫でる風に訊ねる。
昨日とそう変わらないはずなのに。
何が違うの、どこが違うのかしらと。
「年をまたいで、今日から私は新しい年を迎えたんだ」
その朝がやって来ると、理屈や概念ではわかっていても、 新年を迎えるというのは不思議な感覚でもあります。
その年のはじめ。
ひとり、ふたり。
家族、親しい人々。
どこであっても、新年の食卓が訪れます。
席に置く皿、鉢、碗、箸。
花々は花器に。
清らかな食器たちの感触を確かめ手にとり、新しい年の、 新しい一日を始めます。
新しい年、日、はじまり。
それは触れることのできない〈もの〉。
かたちのないものに思いを寄せ、手に取れるかたちへと。
食卓をしつらえる。
室礼を整えたり、心を彩る。
過ぎ去った昨日の日々、年月に感謝し、 今年も健やかに佳き日が送れますようにと願い、 展覧会を行います。