読み物

森谷和輝 整音 ⑤

A piece of artwork with glass 作品紹介 キルンワーク篇 ①

A piece of artwork with glass 作品紹介 キルンワーク篇 ①


作品紹介|
The case of Kiln-casting キルンワーク キャスティング

「ガラスがゆっくり流れている感じ。本当にゆっくり融けていくんです。その流れているのを感じられると『ああ、きれいだな』と思っちゃう。ガラスの厚みの中に泡の動きがじわあとなっていて閉じこめられている感じです。そこがすきですね(森谷)」

森谷さんはキルンワークの材料にしているかけら状のガラスを、粒度のサイズによって何種類かに選別している。
キャストではきっちりとしたかたちのものも作りやすい。よりきれいなかたちに仕上がるように選別した中でも細かい粒度のガラスを、型の細かい部分に詰めるようにしているそうだ。十角皿や八角皿など昔から森谷さんが作っている多角形のシリーズがその例である。
細かい粒度のガラスは融けると透明度はあまり高くない。うつろうようなほのかな明るさの中に、静かに密な様子で泡がとどまっている。



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角取皿

カクカクしているけれどどこかゆるさも漂う小皿。
隅切と呼ばれる形だが、それではちょっと堅苦しいような気もする。
小さいのに存在感があって、なんだかここに載せると特等席のよう。
料理のためのようでもあれば、アクセサリーのためのようでもある。
台所にも食卓にもベッドサイドにも玄関先にも、どこへでも行ったり来たり。
どこにあっても溶け込んでくれそうな。
自由度の高いポジション。
いつも人気者の小皿。


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八角皿

八角形の角がきれいに出ていて整った印象だが不思議と冷たさはない。

型に詰め込んだ細かな粒度のガラスが融けて広がり、内部を満たしていく。
透明度よりも、ほのかな光をいつも放っているような質感。
柔らかでぼんやりとした明るさ、それでいて内角135度を保つ正八角形のガラスはいつも落ち着き払った表情だ。
清冽な透明感だけではない、ほのかな明るさを持つ透明感も美しいということを教えてくれる。
(Sサイズもあります)



続きは 「A piece of artwork with glass 作品紹介 キルンワーク篇 ②」 にて

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