いつもお訪ねするとただフリをするのではなくて、きちんと品物を作って見せてくれる鳥本雄介さん。取材にいったこの日は、少し前にようやくうまく作ることができるようになった耐熱ガラスのコーヒードリッパー「温珈器」の制作実演をしてくれました。「打率がすごい低い」と自虐的に語っていた雄介さん。実はこの時も、一回目に作ったものはうまくいかず、途中で断念。でも二回目の制作では見事に形にされていました。まだまだこれから作る工程でも品物そのものの形も改良されていくのだと思いますが、誕生したばかりの品物を制作する慣れない様子も、臆せず見せてくれたとりもと硝子店さんの心意気にこれ以上ない嬉しさを感じました。