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あらたまの、新しき日 そのかたち ②

su-nao home 松本圭嗣さんへの一問一答 /「新しい年」「お正月」について

su-nao home 松本圭嗣さんへの一問一答 /「新しい年」「お正月」について


su-nao home 松本圭嗣さんとはどんな作り手でいらっしゃるのか。
ご紹介のためのインタビューを以前まとめました。
ぜひこの機会にご覧ください。

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「あたたかさと緻密さと 松本圭嗣さんインタビュー
前篇 https://tenonaru100.net/photo/album/997403
後篇 https://tenonaru100.net/photo/album/997521

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su-nao home 松本圭嗣さんへの一問一答 /「新しい年」「お正月」について

通奏低音のように。
それは物事の底流に在るもので、気付かぬうちに知らぬ間に、もの全体に影響を与える。「もの自体」だけではなく、根源となるその作家自身の存在は欠かせない。それだけに作品のみならず出展作家さんのことを少しでも知って頂きたいという思いがいつもあります。
簡潔な一問一答ですが作家さん自身からの誠実な言葉と考えをお読み頂きながら、作品を紐解く手助けや愛着を深めていく入り口になれば幸いです。
今回は展覧会テーマにちなみ「新しい年」「お正月」についてのご質問にお答え頂きました。


質問1
年末年始、または新しい年に向けて準備していることを教えてください。

───秋から年末にかけて制作や子どもの学校行事などで慌ただしく過ごしています。クリスマス、大掃除、お正月の準備もまだ何にもです。。


質問2
お正月にまつわる思い出やエピソードを教えてもらえますか。子供の頃でも、大人になった時のことでも、楽しかったことでも、ちょっと切ないお話でも。

───実家が祖父と同居だったことで、お正月には親兄弟従兄弟が大勢集まる家でした。母が末っ子だったこともあり従姉妹は皆年上ばかり、お正月にはお兄ちゃん達に遊んでもらえるとわくわくして待っていた想い出があります。


質問3
おせち料理やお正月ならではの食事は召し上がりますか。年末年始や新年で頂くお料理の中では何がお好きですか

───昔は母が手作りのおせち、お雑煮を作ってくれていましたが、今は実家も僕もおせちは買っています。実はお餅がちょっと苦手で・・お雑煮のお餅は0か1個です。。子どもの頃から栗きんとんが好きですね。


質問4
もし、お正月や冬の休みをとって10日間ほど旅に行けるとしたら、どこへ行き、何を楽しみたいですか。

───暖かい海外に行って何もせずのんびり過ごしたいですね。自然が多く生き物のたくさんいる場所だと10日いても飽きることはなさそうです。


質問5
新年は特に関係ありませんが、新しいアイディアが降りてくるのはどんな時ですか。

───『新しいアイデア』というと「新しいデザイン」と思い浮かべるのですが、なんとなくですが、陶芸を始めてから毎日の生活の中で見聞きするものを制作にリンクする癖というか習慣があります。それはデザインだったり技術だったり人工物や自然物だったり。美しいな、綺麗だな、かっこいいな、便利そうだな、応用できそうだな、そういうエッセンスが蓄積されていってて、で、例えば飯碗の新しいデザインが生まれるという感じです。
と、もう1つ近況として今年に入ってPCでの3Dモデリングと3Dプリンターを始めました。効率が上がったりクオリティが上がるような技術的なアイデアがどんどん湧いてきています。色々と制作に便利なものを作ってます。

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su-nao home 松本 圭嗣(すなおほーむ まつもと けいじ)略歴
1973 京都市生まれ
1995 アメリカ サウスダコタ州 Dakota Wesleyan University で陶芸を始める
1998 追手門学院大学 経済学部卒業
2000 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2000 板橋廣美師事
2004 大阪高槻市に「やまぼうし工房」設立
磁器の制作及び陶芸教室を主宰
2015 陶器ブランド「su-nao home」を立ち上げる
(HPより抜粋)

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