読み物

はじまりまたはおわり おわりまたははじまり ①

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季節は循環する



竹村さんの暮らす飯田市も、とりもと硝子店さんたちの暮らす京丹波町も、雪のある冬が訪れる。

野生動物たちの足跡、川の水の青さ、切ない程茜色に染まる山、新しい透明と出会う感覚。

厳しさと静けさの中、冬ならではの自然の営み、人々の暮らしはいつもそこにあり、竹村さん、とりもと硝子店さんたちは、楽しさや美しさ、ほっとする情景を見出していた。

冬を慈しみ、今この時の中に新鮮な喜びを見出しながら、春へと歩む。
輪のように季節は循環しながら、時が刻まれていく。
光と翳、透き通った冬の日々を投影した作品を持ち寄ってもらえそうです。
移転前、神戸で営む最後の展覧会となります。
皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
ぜひお運びください。
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