読み物
森谷和輝 origin ⑤
A piece of artwork with glass キルンワーク キャスティング
作品紹介|The case of Kiln-casting キルンワーク キャスティング
「ガラスがゆっくり流れている感じ。本当にゆっくり融けていくんです。その流れているのを感じられると『ああ、きれいだな』と思っちゃう。ガラスの厚みの中に泡の動きがじわあとなっていて閉じこめられている感じです。そこがすきですね(森谷)」
作品|台形
森谷さんはキルンワークの材料にしているかけら状のガラスを、粒度によって何種類かに選別している。
作品|球
キャストではきっちりとしたかたちのものも作りやすい。
よりきれいなかたちに仕上がるように選別した中でも細かい粒度のガラスを、型の細かい部分に詰めるようにしているそうだ。
角取皿など、角が多いうつわのシリーズがその例だ。
細かい粒度のガラスは融けると透明度はあまり高くない。
作品|角取皿
うつろうようなほのかな明るさの中に、静かに密な様子で泡がとどまっている。