手しごとの器･道具
テ ノ ナ ル 工 藝 百 職

染織テキスタイル作家の飯島たまさんの作品づくりは大別すると〈素材から糸を紡ぐ･績む〉〈色は草木で染める〉〈機で織る〉という工程があります。もっと細かく分割すると、染料の草花を育てたり、採集するといったことも行っています。
紡ぎ・染め・織りと、一人ですべてをおこなっている作家はそう多くないといいますが、その手間を想像すれば自ずと納得がいきます。すべての工程に飯島さんの五感が宿って出来上がったものたちは、巻物やストール、暖簾やクロスなど日々の中に溶け込む、さりげない色彩やデザインでありながらも、心地良い手触りや風合いに溢れ、静かな存在感を湛えています。 
今回の展示ではコースターやクロス、ブックカバーなど、日常でも染織の魅力が楽しめる作品も作ってくださっているそうです。
近年取り組んでいらっしゃるイギリスやヨーロッパ由来とも言われる繊細な織り柄を取り入れた巻物の新作もあります。
飯島さんのルーツのようなものでもあり、彼女の作品の核が凝縮されており、分岐点となったシリーズになっていると思います。
飯島さんならではの制作スタイルやつくり手に至るまでの経緯、今回の展覧会タイトルにちなんだ音や五感についてなどの話を通して、飯島さんの作品を紐解く手がかりを求めてお話を伺いました。












harmonia　飯島たま×小川麻美×橋本晶子 展
2023/3/25(土)-4/2(日)
12:00-17:30
会期中休 3/28(火)、29(水)
最終日4/2(日)のみ16:30終了
‐ 初日3/25(土)の12:00の部と13:00の部のみ事前予約制
(初日14:00以降及び二日目以降はは予約不要で入店可)

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