読み物
井上茂 こころの風景 ①
素直で一途な心の風景
この三年のうちに、
井上さんといえば、原土を探求したり、
一方で、その心や独特の感性も、
今回の個展のご挨拶と今後のスケジュールをお送りすると、
「
作為が無い物作りはあり得ない事かもしれませんが、
難しく考えずに、とにかく楽しみながら作ってます」
綴られていたのは澄んだ素直な言葉で、
心が強かろうが弱かろうが、やりたいことがある、
日々浮き沈みすることがあっても、
つくり手の井上さんの、素直で一途な心の風景を映し出す器。
使う人の、日々の心の風景を映し出す器。
喜びにあふれる日の食卓、時に悲しみに沈む日の食卓でも、食が、
新作のヒビ粉引のうつわ、