読み物
椀籠屋の石井 鉄屋の鈴木 ④
まだまだうまくなりたい
宮崎出身。
現在神戸市垂水区の自宅で竹細工をつくる石井美百(いしい・ みほ)さん。
昼間は彼女の制作スペースとしている部屋は、
「
と石井さんは笑っていた。
竹ひごの削り屑は素足に刺さるとけっこう痛かったりする。
ある日突然竹細工職人になったお母さんをどう感じたのか、娘さんにも聞いてみたいと思った。
石井さんは42歳の時に、ご主人の異動先の大分で、
そこで2年、主婦の傍ら別府や安心院で竹細工に明け暮れた。
ご主人の異動勤務に終わりが来るのはわかっていたので
「
と、
神戸に戻ってきた今もその時の竹細工は家のあちこちでたくさん使
今年で47歳となり、竹細工を始めて6年目を迎えた。
まだまだ作りたいものがあって、まだまだうまくなりたいと言う。
彼女の竹細工人生にはまだ終わりなんてない。
これからも先へ先へと道が伸びている。
これからも先へ先へと道が伸びている。